千草ホテルのウェディング

生誕110年、ゲストの記憶に残る美食の結婚式

人生で最も大きな節目の1つであり、華やかな式典である結婚式は、時代とともにその形を変えてきました。

明治の頃から神前結婚式が一般にも行われ始めましたが、それ以前は自宅における三三九度の固めの杯によるものがほとんどでした。結婚は家と家との契りとして考えられており、両家それぞれに媒酌人が立ち、顔合わせから結納、結婚式までの仲介を行っていました。現在のような結婚披露宴が行われるようになったのは、昭和40年頃のことです。

千草ホテルでも昭和30年代から結婚式のお世話をするようになり、お座敷で両家媒酌人の介添えによって式が執り行われました。雄蝶雌蝶の子どもたちを酌人として三三九度の杯、親族固めの杯が交わされ、親族代表挨拶、親族紹介などの儀礼によってお二人の結婚が成立。それに続く披露宴では参列者1人1人に高膳で料理が供され、長い時間にわたって大いに賑わったようです。この頃から千草ホテルでも婚礼のお手伝いが多くなり、館内式場で結婚式を行うようになりました。

昭和50年代からは教会で行うキリスト教式が流行し、日本人の結婚に対する考え方も大きく変わってきました。従来の家と家との結びつきという側面よりも、本人同士の自由な意思が尊重されるようになり、両家それぞれの思いを代弁する媒酌人の役割も薄くなり、現在ではほとんど見られなくなりました。

2024年、千草は生誕100年を迎えました。これまで私たちを育ててくださった地域の皆様に感謝の想いを伝えるとともに、お客様の記念日を創造する「アニバーサリー・デザイン・カンパニ—」として次なる歴史を紡いでまいります。

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