
キュレーター、花田伸一のアート!アート!アート!vlo.43

◆ 若林奮 『鮭の振動尺1ーA』 1978年
(41.5×165.3㎜/ドライポイント、エングレーヴイング、紙(銅版、真鍮版))
本館1階 フランス料理ミル・エルブ 西室
1963年東京都生まれ、1959年東京藝術大学美術学部彫刻学科卒業。鉄を主な素材とし、戦後日本の現代彫刻を牽引する。1980年、1986年ヴェネチア・ピエンナーレ出品。
「見えるもの」で「見えないもの」をどう表現するか。本作からは振動、回転、放射などの動きが感じられます。作者は1970年代前半に欧州やエジプトを訪れ、洞窟壁画や古代遺跡の目に見える表面とその奥に堆積する時間の厚みに刺激を受けます。
その帰国後に「振動尺」シリーズが生まれました。見えるものと見えないものとが響きあいながら、自分と対象(事物と空間)との間合いが探られます。

キュレーター:花田伸一
北九州市立美術館の学芸員、九州芸文館の学芸員を経て、2016年4月より佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授、25年4月より教授を務める。

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